研究内容

中川研究室は2024年10月にスタートしました。
我々は、ヒトの脳機能発達機構や神経発達障害の発症機序の理解、将来的には、神経疾患バイオマーカーの探索とその検出法開発に貢献することを⽬指しています。 研究⼿法は、標的遺伝⼦をマウス⽣体脳内で操作し、その影響を分⼦・オルガネラ・細胞形態(組織構造)・回路機能の各スケールで明らか にする「in vivo多階層解析」を軸としています。マウス遺伝学・分⼦⽣物学・⽣化学・組織学・細胞培養実験を基本として、⼆光⼦励起顕微鏡 を⽤いた⽣体脳イメージングや、組織切⽚を⽤いたライブイメージング、シングルセルCRISPRノックアウト、RNA-seq、⾏動実験なども必要 に応じて取り⼊れています。

現在、主に次のようなテーマで研究を進めています。
1. 胎児期の⼤脳⽪質層形成メカニズムの解析
2. ⽣後発達期の神経回路再編成メカニズムの解析
3. 神経発達障害の病態発症メカニズムの解析